抗がん剤を使ってこれからがん治療に当たる患者さんに少しでも役に立てる情報をお伝えします。
抗がん剤副作用の公開が進んでいます。
厚生労働省では製薬企業が報告した医薬品のすべての副作用情報について、HPで公開を始めています。
副作用を公開したのは、2004年4月分の副作用情報で、抗がん剤副作用を含み732医薬品の2477症例。
患者の性別と年齢、病名、副作用の内容、原因として疑われる薬、併用した薬などを記しています。
このうち、患者が死亡し副作用が否定できない症例は63例で、最も多いのは肺がん治療薬ゲフィチニブ(商品名イレッサ)という抗がん剤の12例でした。
抗がん剤副作用の種類としては食欲不振、嘔吐、下痢、脱毛などがあります。
がん治療はこれらの抗がん剤副作用との闘いであるといっても過言ではありません。
抗がん剤の効果があるからといって副作用を無視できないということですね。
抗がん剤治療と副作用の正しい知識を身につけ、医師と相談しながら進めていきましょう。
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抗がん剤の副作用の質問で一番多いがんの部位は乳がんです。
それで、乳がんの治療について取り上げてみます。
乳がんの治療には、手術、放射線治療、抗ホルモン剤治療、抗がん剤治療などがありますが、抗がん剤を使用する化学療法は、血液やリンパ管を通して全身に散らばってしまった可能性のある目に見えないがん細胞を、薬で攻撃する全身治療です。
抗がん剤は、がん細胞を殺すと同時に正常な細胞も壊してしまうため、脱毛などの副作用を起こします。
もし、あなたの乳がんの治療には抗がん剤による治療が最も適していると示されたときは、治療の効果と副作用などのリスクをよく理解した上で治療に臨みましょう。
また、抗がん剤にはさまざまな副作用がありますが、使用する薬剤により副作用の出方もさまざまです。
副作用は、吐き気のように抗がん剤投与後すぐに現れるものから、脱毛のように投与後数週間たって現れる副作用や、皮膚や爪の黒ずみなど投与を続けているうちに現れてくる副作用があります。
抗がん剤を患者本位に立って、副作用を最小限に抑えながら治療に当ろうという医師がいます。
高橋豊金沢大学がん研究所助教授と平岩正樹医師です。
現代のがん治療法としては抗がん剤を患者が耐えられる限界まで投与します。
それは、副作用が強くなることを意味します。
従来の抗がん剤治療では縮小だけを評価する姿勢があり、そこが抗がん剤治療が抱える問題のすべての原点と考えています。
抗がん剤副作用による人体への影響を考えてがん治療にあたらないといけませんね。
平岩正樹医師との対談の中で、高橋豊助教授は「がんが大きく成長しないように抗がん剤を使えば、抗がん剤治療の可能性は広がると考えています。抗がん剤を使ってがんを小さくできる可能性はわずか2〜3割ですが、休眠でいいのなら7〜8割と、かなり確立は高くなりますから。」
と語っています。
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